メニュー

大腸カメラのすすめ

[2023.07.02]

2023年3月28日に世界的音楽家である坂本龍一さんが享年71歳で逝去されました。

坂本龍一さんを苦しめたのは大腸がん(直腸がん)でした。

 

日本では大腸がんが急増しています。新たに大腸がんと診断される人の割合、「罹患率」を見ると、大腸がんは男女合わせてがんの第1位です。大腸がんは女性のがんによる死亡数の第1位、男性では肺がんに次いで第2位です。そして2021年には男性は28,080人、女性は24,338人もの方が大腸がんで亡くなっています。なんと年間5万人以上の方が大腸がんで命を落とされているわけです。

 

このように大腸がんの罹患数・死亡数は増えているのですが、大腸がんは前がん病変のポリープ(腺腫)の段階で見つけて切除してしまえば、大腸癌にならずにすみます。大腸がんを予防することが可能なのです。大腸がんになっても粘膜内にとどまる病変であれば、大腸カメラで治療することもできます。さらに、他のがんに比べると、大腸がんは手術が必要となっても治療効果が高い徴があります。

 

初期の大腸がんには症状がないことが多いのですが、検診で便潜血が陽性になる、紙に血が付く、排便習慣が変わる(下痢や便秘を繰り返す)などの症状があれば大腸カメラによる精密検査が必要です。

無症状でも検診で便潜血が陽性だったり、大腸がんを疑う症状があったりしたら、放っておかないで必ず医師にご相談ください。

 

「大腸カメラは痛いと聞いた」「理屈抜きで不安!」あるいは「おなかの手術をしたことがあるので癒着が心配」という方には、安心してリラックスして検査をお受けいただけるよう当院では無痛大腸カメラを実施しています。もし、治療が必要な大腸ポリープが見つかった場合、当院ではなるべくその場で内視鏡治療を行います。検査と治療を1回で済ませることで、体の負担や通院回数の負担を軽減できるからです。大腸に不安や症状のある方はお気軽に当院の医師にご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME