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貧血

貧血とは血液中のヘモグロビン(Hb)の量が成人男性で13g/dl未満、女性で12g/dl未満と定義されています。しかし実際に症状が出るのは7~8g/dlになってからです。赤血球は骨髄で作られ、寿命がおよそ120日となっています。そのため赤血球が作られない、もしくはどんどん壊されたり、漏れ出てしまっている場合、貧血となってしまいます。

当院では全自動血球計数器を用いて院内で速やかに貧血の有無を検査することが可能です。貧血は鉄欠乏性貧血に代表される小球性貧血、正球性貧血、大救性貧血に分類されますが、これらのタイプについても院内で迅速に診断が可能です。鉄欠乏性貧血の頻度が多いのですが、消化管出血や消化器癌が疑われるエピソード(黒色便、血便、腹痛や下痢、便秘、食欲不振、体重減少など)があれば、上部消化管内視鏡検査や大腸内視鏡検査、腹部超音波検査を行います。

治療は原因が特定できれば、原因に対する治療を優先しますが、並行して食事指導や鉄剤の内服を開始します。

白血病や再生不良性貧血などの専門的治療を要する貧血と診断されれば、基幹病院へご紹介させていただきます。

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