便秘症
便秘とは本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態をいいます。一般的には週2回以上の排便のない状態が1か月以上続くこととの定義もありますが、排便習慣は個人差が大きく、便秘は一概に排便回数のみで定義されるものではなく、排便回数が少なくとも身体的症状が伴わなければ必ずしも便秘症にはなりません。
当院では便秘症状の患者さまに対して、病歴や身体診察を行った後、必要に応じて、腹部単純レントゲン検査、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)、採血検査などを実施します。最も重要なのは、腸閉塞や大腸癌などの器質的異常を除外することです。