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便秘症

便秘とは

便秘とは本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態をいいます。一般的には週2回以上の排便のない状態が1か月以上続くこととの定義もありますが、排便習慣は個人差が大きく、便秘は一概に排便回数のみで定義されるものではなく、排便回数が少なくとも身体的症状が伴わなければ必ずしも便秘症にはなりません。

便秘に必要な検査

当院では便秘症状の患者さまに対して、病歴や身体診察を行った後、必要に応じて、腹部単純レントゲン検査、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)、採血検査などを実施します。最も重要なのは、腸閉塞や大腸癌などの器質的異常を除外することです。

大腸がん死亡抑制に対する大腸カメラ(全大腸内視鏡検査)の有用性は、2012年にアメリカのNational Polyp Studyの長期報告によって証明されています。大腸カメラは、症状のない大腸がんを発見し早期の段階で治療を開始できるだけでなく、前がん病変である腺腫(adenoma)を発見し切除することができます。このため、大腸カメラは大腸がんの発生や死亡を直接的に抑制できる効果があるのです。しかも、大腸カメラは、大腸がんの検査法として最も感度と特異度が高い検査法です。

当院の便秘患者様への対応

永田胃腸・消化器医院では便秘症状に悩む方の治療に取り組んでいます。
便秘症状は軽視されることが多いですが、宿便などにより生活の質を下げることが少なくありません。

このような症状がある方は注意が必要です。
●便を出しにくい。
●便が出た後もすっきりせず、便が残っている気がする。
●おならの臭いが気になる。
●ニキビや吹出物など肌が荒れやすい。
●痩せているのにおなかは出てる。
●お腹が張っている。
●慢性的な腹痛がある。

当院の院長は便通マネージメントドクター日本消化管学会認定)です。便通コントロールに精通しています。便秘症状でお悩みの方はご遠慮なくご予約・ご来院ください。

【最新ガイドライン】便秘改善の近道は「キウイ」と「日本流の全粒穀物」

「野菜を食べているのに便秘が治らない」…そんなお悩みはありませんか? 2024年に英国栄養士会(BDA)から発表された最新の食事ガイドラインでは、特定の食材が慢性便秘に非常に有効であると示されました。この記事では、日本の食生活で無理なく取り入れられる「便秘解消の新常識」を解説します。

1.  1日2個の「キウイフルーツ」が腸を動かす
今回のガイドラインで最も推奨されている食材の一つがキウイフルーツです。

なぜ良い?: 食物繊維だけでなく、タンパク質分解酵素(アクチニジン)が消化を助け、腸の動きをスムーズにします。

目安: 1日2個。朝食やデザートに加えるだけで、排便回数の改善が期待できます。

2.  全粒穀物を「賢く・手軽に」取り入れる
精製された白いパンや白米を、食物繊維が豊富な「茶色の穀物」に置き換えるのが基本です。

玄米・ライ麦パン: 白米に玄米を混ぜたり、いつもの食パンをライ麦パンに変えることから始めましょう。

フルグラの活用: 「玄米やライ麦はハードルが高い」という方におすすめなのが、市販のフルーツグラノーラ(フルグラなど)です。オーツ麦やライ麦、玄米が主原料で、1食分でバナナ約4本分の食物繊維が摂れるものもあります。忙しい朝の「手軽な腸活」として非常に優秀です。

3.  「豆類」をプラス一品
納豆、枝豆、豆腐、煮豆などの豆類は、日本人が摂取しやすい良質な食物繊維源です。

1日1回は納豆を食べる、サラダにミックスビーンズを足すなど、意識的に「豆」をプラスしましょう。

4.  大切なのは「たっぷりの水分」
食物繊維を増やした時、水分が足りないと便が硬くなってしまいます。

目安: 1日1.5〜2リットルの水分(水や麦茶など)を、こまめに摂るようにしましょう。

便秘は生活の質(QOL)を大きく下げてしまいます。「食事で改善したいけれど、何から始めればいいか分からない」という方は、ぜひ当院へご相談ください。

当院では地元の袋井市はもちろん、静岡県西部地方の掛川市、菊川市、磐田市、森町、浜松市、御前崎市などから、多くの患者様に大腸カメラ受診目的でご来院して頂いております。ご遠方の方でも安心して大腸カメラを受けて頂けるために、検査の開始時間を午前・午後の幅広い時間帯で柔軟に対応しています。大腸カメラをご希望の方はお気軽にご相談下さい。

参考文献

英国栄養士会(BDA) 慢性便秘に関するガイドライン(2024)

日本消化管学会(協力学会:日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本大腸肛門病学会) 便通異常症診療ガイドライン2023 慢性便秘症

米国消化器病学会(AGA, ACG) 慢性便秘に関するガイドライン(2023) 

この記事の執筆者

理事長・院長 永田 浩一

略歴
1996年 国立群馬大学医学部医学科卒業
1996年-2001年 東京女子医科大学 附属第二病院(現 足立医療センター) 外科
2001年-2007年 昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
2007年-2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科
2011年-2014年 亀田メディカルセンター 消化器科・放射線科 部長
2014年-2015年 NTT東日本伊豆病院 健診センター 特任部長
2015年-2019年 国立がん研究センター 検診研究部 検診評価研究室長
2018年4月-現在 国立がん研究センター 中央病院 検診センター (併任)
2019年4月-現在 福島県立医科福島県立医科大学 消化器内科学講座 特任教授(併任)

資格
消化器内視鏡認定医・専門医・指導医
消化器病専門医・指導医
消化器がん検診総合認定医・消化器がん検診指導医
外科認定医・認定登録医
胃腸科専門医
難病指定医
便通マネージメントドクター
アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員
アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員
医学博士(昭和大学):学位論文
Polyethylene glycol solution (PEG) plus contrast-medium vs. PEG alone preparation for CT colonography and conventional colonoscopy in preoperative colorectal cancer staging. Int J Colorectal Dis 2007; 22: 69-76.

学会役員やジャーナルの役職など
Honorary Editors-In-Chief (International Journal of Radiology), Editorial Board Member (World Journal of Gastroenterology, World Journal of Radiology, World Journal of Gastrointestinal Endoscopyなど7英文誌)

日本消化器内視鏡学会 関東支部評議員
消化管先進画像診断研究会(GAIA) 代表世話人

元 日本消化器がん検診学会 代議員
日本消化器がん検診学会 大腸CT検査技師認定委員会 副委員長
日本消化器がん検診学会 教育・研修委員会委員
日本消化器がん検診学会 編集委員会 用語集改訂小委員会委員
日本大腸検査学会 評議員

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