診療内容 胃内視鏡検査
当院の院長は米国ハーバード大学医学部・マサチューセッツ総合病院でも先端医療を学び、東京女子医科大学、昭和大学横浜市北部病院、亀田メディカルセンター、国立がん研究センター中央病院、福島県立医科大学などで内視鏡専門医・指導医として研鑽を重ねて参りました。
患者さま個人個人の病状やご要望に合わせた安全で精密かつ丁寧な内視鏡検査を行っています。
当院の内視鏡検査は必ず内視鏡専門医や指導医が実施致します。
また、内視鏡検査室を2部屋に増やしたことに伴いまして、内視鏡(食道・胃・十二指腸、大腸)の検査枠が増加しました。検査まであまりお待せすることなくご予約が可能です。
【経口内視鏡検査】
経口内視鏡検査は、口から内視鏡スコープを挿入して行う胃内視鏡検査です。
経口内視鏡検査の利点
- 検査時間が短い
経鼻内視鏡検査に比べて検査時間が短くなることが多いです。 - 鼻痛や鼻血のリスクがない
経口内視鏡検査の欠点
- 嘔吐反射が強い人は苦しい場合があります。
- 反射が強い人は鎮静剤が必要となる場合があります。
- 検査中お話ができない
【経鼻内視鏡検査】
胃内視鏡検査は従来、口から内視鏡スコープを挿入していました。そのため、舌の根元の嘔吐反射を起こす部分に内視鏡が当たり、反射が強い人にとっては大変辛く苦しい検査でした。
近年登場した経鼻内視鏡検査は、鼻からスコープを挿入するため、舌根にスコープが当たらないため、嘔吐販社が強い人にとってはだいぶ楽な検査となりました。
当院では画像解像度が高い最新の極細の内視鏡スコープを導入して、精度が高くしかも楽に受けられる内視鏡検査を実施しています。
経鼻内視鏡検査の利点
- 経口内視鏡よりも嘔吐反射が少なくなります。
- 鎮静剤なしで検査が可能
嘔吐反射が生じにくいので鎮静剤なしでも楽に検査できます。
鎮静剤使用しないので、検査当日でも車などが運転ができます。
鎮静剤を使用できない妊娠中の方、授乳中で断乳できない方にも検査ができます。 - 検査中の会話が可能
検査中、医師や看護師と会話ができます。
経鼻内視鏡検査の欠点
- 経口内視鏡よりも検査時間が長い
鼻腔を通過するため、内視鏡操作が緩徐となります。 - 鼻痛が生じたりまれに検査後に鼻血が出たりすることがある
経鼻内視鏡は鼻腔を通るため、鼻腔が狭い方では花の痛みが生じたり検査後に鼻出血が出るリスクがあります。
【精度の高い病変の診断と正確な鑑別診断】
当院では、最新の内視鏡スコープを導入しており、通常の白色光観察に加え、NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光)を随時使用しながら内視鏡検査を行っています。
NBIは、粘膜構造や血管走行をより明瞭にし、高精度のリアルタイム診断を可能にした新しい内視鏡技術です。また、病変の特徴を色調として捉えることができるので、微小がん病巣の早期発見も可能となります。
【結果をわかりやすく説明】
内視鏡検査後には、できるだけわかりやすく結果をお伝えすることを心がけており、画像などをご覧いただきながら丁寧にご説明します。気になることがありましたら、なんでもご質問ください。なお、検査結果は口頭でのご説明だけでなく、患者さまへのご報告レポートを作成しその場でお渡ししております。
なお、生検やポリープ切除など組織を採取した場合、病理組織学的診断結果は後日改めて外来診察にてご説明いたします。