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超音波(エコー)検査

健診で「肝機能の異常」「脂肪肝」「悪玉コレステロール・中性脂肪が高い」と言われ、そのまま様子を見ていませんか。

これらの異常は、自覚症状がないまま進行することが少なくありません。脂肪肝は、単に肝臓に脂肪がたまっている状態にとどまらず、一部の方では肝臓の線維化が進み、肝硬変や肝がんのリスクにつながることがあります。また、LDLコレステロールや中性脂肪の異常は、脳梗塞・心筋梗塞などの動脈硬化性疾患のリスク評価も重要です。

永田胃腸・消化器医院では消化器・内視鏡の専門クリニックとして、、腹部超音波検査、肝臓エラストグラフィ、頸動脈超音波検査を組み合わせ、肝臓・胆のう・膵臓などの腹部臓器と、頸動脈の動脈硬化を高性能なエコー機器で丁寧に評価します。

当院では、AI技術を用いて開発された画像処理技術を備えた富士フイルム製高性能超音波診断装置「ARIETTA 650 DeepInsight」を導入し、認定超音波検査士と消化器疾患に精通した医師が連携して検査・診療を行っています。痛みがなく、短時間で完了する超音波(エコー)検査で、見逃したくない病気の早期発見と予防を始めましょう。

関連ページ:脂質異常症と言われた方へ
関連ページ:肝臓エラストグラフィ
関連ページ:頸動脈エコー

当院では日本超音波医学会の認定超音波検査士(消化器領域)資格を有する臨床検査技師が超音波検査を担当致します。
超音波検査は指定検査日での完全予約制で、事前に医師の診察が必要です。
超音波検査とは、超音波を発信する装置(プローブ)を患者さまの体に当てて、人の耳に聞こえない程の高い周波数の超音波を体内に送り、その反射波から臓器の大きさや形状などを調べる検査です。お腹の中にいる赤ちゃんの成長を確認する妊婦健診に用いられるように、繰り返し検査を行っても放射線のような被ばくはなく、体への影響はほぼなく安全に検査を受けることができます。
肝臓、胆嚢、腎臓など腹部全般、頸動脈や甲状腺など様々な臓器の状態を確認することができ、痛みを伴うことなく15~30分の検査時間で終了します。
当院では、富士フイルム製の高性能超音波診断装置「ARIETTA 650 DeepInsight」を導入しています。AI技術を用いて開発された画像処理技術により、ノイズを抑え、臓器や血管の構造をより見やすく描出することが期待されます。検査画像は、認定超音波検査士と医師が確認し、必要に応じて採血・内視鏡・CT/MRI対応病院への紹介などにつなげます。

健診で異常を指摘された方へ

健診で肝機能異常、脂肪肝、LDLコレステロール高値、中性脂肪高値を指摘された場合、まずは診察で健診結果を確認し、必要な検査を判断します。

腹部エコーでは、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓などの腹部臓器を確認します。脂肪肝や肝機能異常がある方では、採血や腹部エコーをもとに肝臓の状態を評価します。肝線維化や肝硬変の可能性を評価する必要がある場合には、診察のうえで肝臓エラストグラフィの適応を検討します。

頸動脈エコーでは、首の血管の壁の厚さ、プラーク、狭窄の有無を確認し、動脈硬化の状態を評価します。脂質異常症、高血圧、糖尿病、喫煙歴、家族歴などがある方では、必要に応じて検査を検討します。

検査の必要性は、症状、健診結果、既往歴、採血結果などをもとに医師が判断します。気になる健診結果がある方は、結果用紙をご持参のうえご相談ください。

当院でエコー検査を受けるメリット

永田医院で検査を受ける4つの安心ポイント

【専門性】消化器病専門医が、症状・健診結果・採血・画像所見を総合して、必要な検査や治療方針を判断します。
【ワンストップ】 採血、超音波検査、内視鏡検査など、当院で対応可能な検査を組み合わせて評価します。CT・MRIなどが必要な場合は、連携医療機関へご紹介します。
【利便性】 磐田・浜松・掛川・菊川方面から車でアクセスしやすい立地。専用駐車場を完備しています。
【安心・安全】 プライバシーに配慮した環境で、熟練の検査技師が丁寧かつ迅速に検査を実施します。

当院で実施している超音波検査

【腹部超音波検査】

当院の腹部エコーは、消化器疾患の専門知識に基づき実施されます。特に脂肪肝、胆石、胆のうポリープ、膵のう胞、腎結石、腹部大動脈瘤など、自覚症状が出にくい病変についても丁寧に確認します。
エコーで異常が見つかった場合も、内視鏡専門医である院長がその場で連携を取り、次の精密検査や治療計画を迅速にご提案できるのが当院の強みです。

下記のような肝臓、胆のう、膵臓、脾臓など腹部臓器、腎臓、膀胱、前立腺など泌尿器系臓器を調べることができます。

  • 肝臓:脂肪肝、肝硬変、肝がん など
  • 胆のう:胆石、胆嚢ポリープ など
  • 膵臓:膵炎、膵のう胞など
  • 腎臓:腎結石、水腎症など
  • 脾臓:脾腫 など
  • 腹部大動脈:大動脈瘤 など
  • 膀胱:膀胱腫瘍など
  • 前立腺:前立腺肥大など

以下のような方におすすめです

次のような症状や検査値のある方は、腹部超音波検査を受けることをおすすめします。

  • 腹部のがんが心配な方
  • 脂肪肝が気になる方
  • 肝機能障害を指摘された(γGTP、AST、ALT、TBの異常)
  • 腎機能障害を指摘された(BUN、クレアチニン高値)
  • 脂質異常症を指摘された方(LDLコレステロールや中性脂肪が高い方)
  • みぞおちの痛み、側腹部痛がある方
  • 健康診断の一環で内臓の状態を詳しく知りたい方

自覚症状が乏しい疾患や異常も、エコー検査で早期発見できる場合があります。特に肝臓や膵臓などの臓器は、初期には症状が出にくく、がんなどの重大な病気が見つかるきっかけとなることもあります。

脂肪肝とは?

肝臓に中性脂肪がたまった状態です。メタボリックシンドロームに合併しやすく、放置すると肝炎などを引き起こす場合があります。
腹部超音波検査において、脂肪が沈着した肝臓は健康な肝臓よりも白く描出されます。
肝臓と腎臓の濃淡の差(肝腎コントラスト)を脂肪肝の度合いの参考基準にします。

「脂肪肝」と言われたときに重要なのは、脂肪の量だけではありません。より大切なのは、肝臓が硬くなっていないか、つまり線維化が進んでいないかです。エラストグラフィは、超音波を使って肝臓の硬さを評価する検査です。採血、FIB-4 index、腹部エコーの結果と合わせて、脂肪肝/MASLD・MASHのリスク評価に役立ちます。

肝臓の数値が高いと言われたら?

健診や人間ドックで「肝臓の数値が高い」と指摘され、不安を感じていませんか。
肝臓は体内最大の臓器で、栄養の代謝・毒素の分解・胆汁の生成など多くの役割を担っています。しかし「沈黙の臓器」と呼ばれるほど自覚症状が出にくく、数値異常を指摘された時点では進行しているケースもあります。早めの精密検査が何より大切です。
自覚症状が出にくい理由
肝臓は再生能力が高く、一部が障害を受けても他の細胞が機能を補います。初期は無症状ですが、進行すると倦怠感・吐き気・食欲不振、皮膚や白目の黄ばみ(黄疸)、白色便、腹水などが現れ、肝硬変や肝がんへ進行することもあります。
近年増えている原因
近年は、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧などと関連する脂肪性肝疾患、いわゆるMASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)が注目されています。肥満や糖尿病、高脂血症など生活習慣と深く関わるため、日常の食事・運動管理も重要です。
当院で行う精密検査
静岡県西部地域にある永田胃腸・消化器医院(内視鏡内科・消化器内科)では、経験豊富な消化器病専門医が以下の検査を丁寧に実施します。
・血液検査
AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP・ALP・総ビリルビンなど肝機能を詳しく確認。必要に応じてB型肝炎(HBs抗原)、C型肝炎(HCV抗体)、自己免疫性肝炎の抗体なども測定します。
・腹部超音波(エコー)
肝臓・膵臓・胆のうの形態異常や脂肪肝の有無を10〜15分程度で確認。痛みも放射線被ばくもなく、安全に受けられます。消化器病専門医が担当します。
主な指標の見方
• AST・ALT:肝細胞が壊れると上昇。ALTの方が肝臓特異性が高く、ASTが極端に高い場合は心臓疾患も考えます。
• γ-GTP:飲酒や胆道系トラブルで上昇。禁酒すると比較的早く下がるのが特徴。
• 総ビリルビン:高値では黄疸の原因に。肝炎・胆道閉塞・溶血性貧血などが疑われます。
受診の目安
・健診で肝機能異常を指摘された
・疲れやすさ、食欲不振、黄疸などの症状がある
・日常的に飲酒量が多い、肥満や糖尿病がある
これらに当てはまる方は放置せず、一度ご相談ください。

【頸動脈超音波検査】

頸動脈エコーで①動脈硬化の進行度 ②頸動脈の詰まり具合 ③プラークの有無を確認します。

高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病のある方、脳卒中や心臓病の既往のある方にお勧めする検査です。プラークのある患者さまには定期的なフォローアップを行っています。

健康診断で悪玉コレステロール・中性脂肪の異常を指摘された方へ

脂質異常症は、自覚症状がないまま動脈硬化を進めることがあります。頸動脈エコーでは、首の血管の壁の厚さ、プラーク、狭窄の有無を確認し、動脈硬化の状態を評価します。
高血圧、糖尿病、喫煙歴、家族歴、脳卒中・心疾患の既往などがある方では、診察のうえで頸動脈エコーを検討します。

✅ 頸動脈エコー検査(血管の壁にコレステロールなどがたまってできる隆起性病変)とは?
●痛みなし、服を着たまま数分で完了
●頸動脈の「プラーク(血管のゴミ)」や「壁の厚さ」を視覚的に確認
●貴方専用の治療・予防計画を策定

動脈硬化とは?

文字どおり「動脈が硬くなる」ことです。動脈が硬くなると、血管の特性である「しなやかさ」が失われるため、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などになる可能性が高いと言われています。
動脈硬化が進行すると、プラーク(脳梗塞の原因)ができやすくなります。
また、プラークが血管を狭くしたり、剥がれて細い血管を詰まらせたりすることがあります。
特に、頸動脈超音波では脳梗塞の危険度を事前に知ることができます。

よくある質問

Q. 腹部エコーでは何がわかりますか?
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈、膀胱、前立腺などを観察します。胆石、胆のうポリープ、脂肪肝、肝腫瘤、膵のう胞、腎結石、腹部大動脈瘤などが見つかることがあります。

Q. 肝臓エラストグラフィとは何ですか?
肝臓の硬さを測定し、肝線維化の程度を評価するための検査です。脂肪肝や肝機能異常を指摘された方全員に行う検査ではなく、採血、FIB-4 index、血小板数、腹部エコー所見などから、NASH/MASHや肝線維化、肝硬変の可能性を評価する必要がある場合に、診察のうえで実施を検討します。

Q. 悪玉コレステロールや中性脂肪が高いだけでも頸動脈エコーは必要ですか?
脂質異常症、高血圧、糖尿病、喫煙歴、家族歴などがある方では、動脈硬化の評価として頸動脈エコーが役立つ場合があります。

Q. 食事をしていても検査できますか?
腹部エコーでは胆のうや膵臓の観察に影響するため、検査前の食事制限が必要になることがあります。頸動脈エコーは食事の影響を受けにくい検査です。予約時・診察時にご案内します。

Q. エコーで異常が見つかったらどうなりますか?
必要に応じて採血、内視鏡検査、CT・MRIなどを検討します。当院で対応できる検査は院内で行い、より詳しい精密検査が必要な場合は連携医療機関へ紹介します。現行ページにも、CT・MRIが必要と判断される場合は精密検査可能な病院と連携する旨が記載されています。

参考文献・参考資料

日本消化器がん検診学会・日本超音波医学会・日本人間ドック学会:腹部超音波検診判定マニュアル改訂版(2021年)

日本超音波医学会 用語・診断基準委員会:脂肪肝の超音波診断基準.2021年.

日本消化器病学会:MASLD診療ガイドライン2026(改訂第3版)-代謝機能障害関連脂肪性肝疾患-

日本消化器病学会・日本肝臓学会 編:患者さんとご家族のためのNAFLD/NASHガイド2023

日本超音波医学会:超音波エラストグラフィ診療ガイドライン:肝臓

厚生労働省 健康日本21アクション支援システム e-ヘルスネット:頸動脈エコー検査

日本超音波医学会 用語・診断基準委員会:超音波による頸動脈病変の標準的評価法2017

日本超音波医学会:超音波による頸動脈病変の標準的評価法 追補版

日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版

厚生労働省 健康日本21アクション支援システム e-ヘルスネット:脂質異常症

富士フイルム:ARIETTA 650 DeepInsight SE 製品情報

富士フイルム:ARIETTA 650 DeepInsight SE 画像処理技術情報

この記事の執筆者

理事長・院長 永田 浩一

略歴
1996年 国立群馬大学医学部医学科卒業
1996年-2001年 東京女子医科大学 附属第二病院(現 足立医療センター) 外科
2001年-2007年 昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
2007年-2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科
2011年-2014年 亀田メディカルセンター 消化器科・放射線科 部長
2014年-2015年 NTT東日本伊豆病院 健診センター 特任部長
2015年-2019年 国立がん研究センター 検診研究部 検診評価研究室長
2018年4月-現在 国立がん研究センター 中央病院 検診センター (併任)
2019年4月-2026年3月 福島県立医科大学 消化器内科学講座 特任教授

資格
消化器内視鏡認定医・専門医・指導医
消化器病専門医・指導医
消化器がん検診総合認定医・消化器がん検診指導医
外科認定医・認定登録医
胃腸科専門医
難病指定医
便通マネージメントドクター
アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員
アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員
医学博士(昭和大学):学位論文
Polyethylene glycol solution (PEG) plus contrast-medium vs. PEG alone preparation for CT colonography and conventional colonoscopy in preoperative colorectal cancer staging. Int J Colorectal Dis 2007; 22: 69-76.

学会役員やジャーナルの役職など
Honorary Editors-In-Chief (International Journal of Radiology), Editorial Board Member (World Journal of Gastroenterology, World Journal of Radiology, World Journal of Gastrointestinal Endoscopyなど7英文誌)
日本消化器内視鏡学会 関東支部評議員
消化管先進画像診断研究会(GAIA) 代表世話人
元 日本消化器がん検診学会 代議員
日本消化器がん検診学会 大腸CT検査技師認定委員会 副委員長
日本消化器がん検診学会 編集委員会委員
元 日本消化器がん検診学会 教育・研修委員会委員
元 日本消化器がん検診学会 編集委員会 用語集改訂小委員会委員
日本大腸検査学会 評議員

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