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診療内容 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸カメラ検査とは

「おなかが痛い、おなかが張る、下痢や便秘を繰り返す、血便や下血がある、おなかがグルグルする、便が細くなった、便が残っている気がする」といった直接目で見てわからない、お腹を触って分からない症状がある場合に、お尻から大腸カメラ(大腸内視鏡スコープ)といわれる身体の中を診る装置を入れさせていただき、大腸(結腸・直腸)、小腸の一部(回盲弁、終末回腸)や肛門など、患者様が感じる辛さの原因となる所見や病気がないかを診断する検査です 。

診察後、大腸に病気が疑われる場合には大腸カメラに保険が適用されます。
ただ、何も症状がないけれど心配だからという理由で、人間ドックの大腸カメラを受けたいという場合には、保険が使えずに自費診療でお願いすることになります。

大腸カメラ検査を受けるべき方

大腸の症状として「おなかが痛い、おなかが張る、下痢や便秘を繰り返す、血便や下血がある、おなかがグルグルする、便が細くなった、便が残っている気がする」などの症状があります。
そのような大腸に関連する症状がある場合は検査をお勧めいたします。

大腸カメラをおすすめしたい方は、症状のある方に加えて検診の便潜血検査が陽性となった方やお身内に大腸がんになったことがある方です。
便潜血検査が陽性となったということは、大腸のどこからか出血している可能性があり、これは大腸がんや大腸ポリープがあるリスクが高いということを意味します。
痔があるからと自分で決めつけてしまう方がいらっしゃいますが、この判断は大変危険です。
専門医を受診し大腸カメラを受ける必要性について必ずご相談ください。
大腸がんには遺伝的要因もありますので、身内に大腸がんに罹った方がいる場合には、大腸ポリープができやすくなる40歳以降に大腸カメラをお受けになることをおすすめします。

日本では、昔に比べて大腸がんにかかる方、大腸ポリープを持っている方が増えました。
国立がん研究センターがん情報サービスによる2018年の全国がん登録罹患(りかん)データによると、日本人全体で最もかかりやすい「がん」は「大腸がん」です。
さらに、2020年の人口動態統計がん死亡データによると、日本人全体で死亡原因の第1位は肺がん、次いで第2位が大腸がんです。
女性では、がん死亡の原因の第1位が大腸がんです。男性では、肺がん、胃がんに次いで第3位となっています。
血便があっても痔があるからと自分で決めつけず、そして他人事とするのではなく自分事として考えましょう。

大腸カメラ検査って痛いの?

お尻から大腸の一番奥の盲腸や小腸の終わりの部分(終末回腸)まで大腸カメラを入れます。
痛みが出ないように、大腸をあたかもアコーディオンを縮めるような感じに短縮して大腸カメラを入れていきます。
これは腸管に負担をかけない軸保持短縮法という熟練したカメラの挿入技術で、この挿入法を用いることで痛みを最小限にし、挿入時間を短時間にすることが可能となります。
ですから、大腸カメラで強い痛みを感じることはあまりありませんのでどうぞご安心ください。

ただ、おなかの手術を受けたことのある方やおなかのけがをしたことのある方は、おなかの中にゆ着(腸と他の臓器やおなかの内側の壁がくっついてしまうこと)がある場合があります。
ゆ着があると、大腸をカメラで手繰り寄せて挿入できなくなります。
この場合には、大腸を愛護的に丁寧に伸ばして入れる必要があります。
腸が伸ばされると痛みとして感じますので、豊富な経験をもとに伸ばされる腸を最小限に丁寧に安全に挿入する方法をとります。

また、大腸を観察する際に病変の見逃しを起こさないように大腸を十分に膨らませて観察を行います。
この大腸が膨らんだ状態が腹満感(おなかがはる)として不快に感じる場合もあります。
一般的には空気で大腸を膨らませることが多いのですが、空気を使用すると検査後もお腹の張りが長時間続いてしまいます。
当院では腸管からの吸収が100倍以上早い炭酸ガスを送る装置を導入していますので、お腹の張りは検査後速やかに消失します。
なお、吸収された炭酸ガスは息から自然に排出され健康には影響がありません。

このように当院では大腸カメラをなるべく楽に受けていただけるよう取り組んでおりますのでどうぞご安心ください。

鎮静剤を使用した大腸カメラ検査(無痛大腸カメラ)

当院では、経験豊富な専門医が軸保持短縮法という痛みの少ない大腸カメラを実施いたしますが、「漠然と大腸カメラが怖い」「理屈抜きで不安!」あるいは「おなかの手術をしたことがあるので癒着が心配」という方には、安心してリラックスして検査をお受けいただけるよう無痛大腸カメラをおすすめしています。
無痛大腸カメラは、検査が初めてで緊張している方、不安を感じている方や、過去に大腸内視鏡検査でつらい思いをされた方にも安心してお受けいただけます。

無痛大腸カメラは、安全を最も重視したうえで、年齢や体格、併存疾患などを十分考慮して適切な鎮静剤を選択し、安全で安心な内視鏡検査を行っています。
複数の鎮静剤を用意しており、患者様の全身状態やご要望に適合した鎮静剤を厳格に選択し使用しています。

無痛大腸カメラに限らず当院の検査は、熟練した高い技術を有した医師と専門性の高い経験豊かな看護師がチームを組んで対応いたします。
検査中は常に患者様の血中酸素飽和度、脈拍、血圧、顔色、呼吸状態などを随時モニタリングして厳重な全身管理を行っています。
必要に応じて迅速に酸素を投与する、鎮静剤の作用を弱める処置をするなどの体制を取っているため、安心して検査をお受けいただけます。
検査後には専用のリカバリーチェアでお休みいただきます。

ご注意いただく点として、無痛大腸カメラをお受けになった日は車・バイク・自転車などの運転はできません。
ご家族やお知り合いの方の送迎、代行サービスまたはタクシーなどの公共交通機関をご利用ください。

大腸カメラ検査と下剤の関係

質の高い大腸カメラを行うためには、大腸の中を十分に洗浄する必要があります。
けれども、検査の前に多量の下剤(腸管洗浄剤)を飲むのが苦手という方も少なくありません。
下剤特有の味が苦手、体が冷えるので冷たい下剤をたくさん飲むのが苦手などいろいろな理由があります。
そこで当院では、患者様が自身の好みで下剤を選択できるように下剤を3種類ご用意しています(表)。
持病の有無などにより医学的に制限があることもありますが、安全に問題のない範囲で患者様のお好みによってお選びいただけます。

当院の大腸カメラ検査の流れ

①事前診察

大腸カメラ検査をご希望される方は事前に必ず診察をお受けいただきます。
症状や腹部所見から、下剤の内服や大腸カメラが安全に行えるか診察する必要がありますのでご了承ください。

②検査前日

線維質の少ない食事をとってもらいます。
検査食をご選択いただければ翌日の下剤による前処置がスムーズになります。
就寝前に下剤を服用します。

③検査当日

午前の検査の方は、朝食抜きになります。
午後の検査の方は、朝、昼食抜きになります。

大腸カメラ開始時間の約4時間前から下剤(腸管洗浄液)の内服の開始をします。
便がきれいな状態になって来院してもらいます。
ただし、「便がきれいにならない」、「下剤が指定された量を飲めない」、「気分不快などの症状がある」などの困ったことがある方は、医院までご連絡下さい。

④来院後

体温、血圧、酸素飽和度を測定し、検査着に着替え、鎮静剤使用のための準備をします。

⑤検査

検査時 鎮静剤等を使用して検査開始となります。
検査は15分~20分ぐらいで終わります。

⑥検査後

使用した鎮静剤の種類や量、体調やご年齢などを総合的に判断してお休みいただく時間が決まります。
しばらくの間、別室のリカバリソファで休んで頂きます。
お休みいただいたあと、体調の変化がなく血圧、酸素飽和度などに問題がなければお着替えしていただきます。

⑦結果説明

専門医が大腸カメラの結果をご説明いたします。
説明に際しては、できるだけわかりやすく結果をお伝えすることを心がけており、カメラ画像をご覧いただきながら丁寧にご説明します。
気になることがありましたら、なんでもご質問ください。

検査結果は口頭でのご説明だけでなく、患者様へのご報告レポートを作成しその場でお渡ししております。
なお、生検やポリープ切除など組織を採取した場合、病理組織学的診断結果は後日改めて外来診察にてご説明いたします。

当院の大腸カメラ検査のこだわり

治療が必要な大腸ポリープが見つかった場合、当院ではなるべくその場で内視鏡治療を行います。
検査と治療を1回で済ませることで、体の負担や通院回数の負担を軽減できるからです。
ただし、抗凝固剤(血液をサラサラにするお薬)を服用されている場合、ポリープの個数が多い場合、ポリープの大きさが大きい場合などは、複数回の検査が必要になることもあります。

当院では、最新の内視鏡スコープを導入しており、通常の白色光観察に加え、拡大観察とNBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光)を随時使用しながら内視鏡検査を行っています。
NBIは、粘膜構造や血管走行をより明瞭にし、高精度のリアルタイム診断を可能にした新しい内視鏡技術です。
また、病変の特徴を色調として捉えることができるので、微小がん病巣の早期発見も可能となります。

拡大内視鏡を使用することにより、約80-100倍の拡大画像が得られるため、大腸のポリープや腫瘍の表面をより詳しく観察できます。このように丁寧に観察することで、病変ががん化するリスクについても正確に評価が可能となります。
NBIと拡大内視鏡を組み合わせたNBI拡大観察することで、大腸カメラの診断能を最大限に高めます。
微小がん病変を小さいうちに検出するだけでなく、リアルタイムで良性と悪性の鑑別診断を行い、さらに病変の広がり(病変の範囲)や腫瘍の深さ(深達度診断)を実施します。

大腸カメラ検査を受ける際のポイント

大腸カメラ検査の技術は日々進歩しています。
ですから大腸カメラ検査を受けるうえでも選択肢がいろいろあります。
そのため「こうあるべき」って決めつけるものでもなく、患者様のご希望に沿った楽な検査をするためにいくらでも工夫できます。

また、いくら1割負担・3割負担で保険適用ができると言っても、お金をいただく検査になるため、必要な検査・治療しかいたしません。
必要ではない余分な検査や処置一切しないことも大切だと考えております。

不要な検査をすることなく、医療上必要な検査と処置を実施しておりますのでご安心ください。

大腸カメラ検査の費用

  1割負担 2割負担 3割負担
大腸内視鏡(観察のみ) 約2,500円 約4,700円 約7,000円
大腸内視鏡検査+病理組織検査 約3,500~5,000円 約7,000~10,000円 約10,000~13,000円
大腸内視鏡検査+ポリープ日帰り手術(1個) 約7,000~13,000円 約15,000~23,500円 約21,000~33,500円
大腸内視鏡検査+ポリープ日帰り手術(2個) 約9,000~16,000円 約16,000~25,500円 約25,000~38,500円
  • 上記の金額はあくまでも目安となる金額です。
  • 初診あるいは再診、処方薬、病理検査や治療部位の違い、鎮静剤など使用する薬剤などにより異なります。

おなかや便に少しでも違和感があったら

大腸カメラは楽に安全に受けられる検査です。
大腸がんは予防できる病気ですので、40歳以上の方、便潜血が陽性となった方、便潜血検査が陽性となった、血便が出る、便秘や下痢を繰り返す、腹痛がある、便が細くなったなどおなかや便に少しでも違和感・体調の変化があった場合には、お早めに大腸カメラによる精密検査をお受け下さい。
当院では必ず専門医が診察・検査を担当しています。
患者様の不安や負担を軽減するため、なるべく患者様のご希望に沿った大腸カメラを音楽の流れる検査室で行っています。

当院では、袋井市、掛川市、菊川市、磐田市、森町、浜松市、御前崎市などから、多くの患者様に胃カメラ(胃内視鏡)をお受けいただいております。
安心してお気軽にご相談ください。

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