経鼻内視鏡検査
胃内視鏡検査は従来、口から内視鏡スコープを挿入していました。そのため、舌の根元の嘔吐反射を起こす部分に内視鏡が当たり、反射が強い人にとっては大変辛く苦しい検査でした。
近年登場した経鼻内視鏡検査は、鼻からスコープを挿入するため、舌根にスコープが当たらないため、嘔吐販社が強い人にとってはだいぶ楽な検査となりました。
当院では画像解像度が高い最新の極細の内視鏡スコープを導入して、精度が高くしかも楽に受けられる内視鏡検査を実施しています。
経鼻内視鏡検査の利点
1. 経口内視鏡よりも嘔吐反射が少なくなります。
2. 鎮静剤なしで検査が可能
嘔吐反射が生じにくいので鎮静剤なしでも楽に検査できます。
鎮静剤使用しないので、検査当日でも車などが運転ができます。
鎮静剤を使用できない妊娠中の方、授乳中で断乳できない方にも検査ができます。
3. 検査中の会話が可能
検査中、医師や看護師と会話ができます。
経鼻内視鏡検査の欠点
1. 経口内視鏡よりも検査時間が長い
鼻腔を通過するため、内視鏡操作が緩徐となります。
2. 鼻痛が生じたりまれに検査後に鼻血が出たりすることがある
経鼻内視鏡は鼻腔を通るため、鼻腔が狭い方では花の痛みが生じたり検査後に鼻出血が出るリスクがあります。