大腸カメラは保険がききますか?
「大腸カメラは保険適用?」永田胃腸・消化器医院が費用についてご説明します
- 「大腸カメラ検査を受けたいけれど、費用がどれくらいかかるのか不安…」
- 「健康保険は使えるの?」
大腸カメラ検査を受けることを検討されている方にとって、検査費用は重要な関心事の一つですよね。特に、高額な医療費がかかるのではないかと心配されている方もいらっしゃるかもしれません。 静岡県袋井市の永田胃腸・消化器医院では、患者さんが安心して検査を受けられるよう、検査費用についても明確にご説明しています。この記事では、大腸カメラ検査の保険適用について、皆さんの疑問を解消し、安心して検査を受けていただくための情報をお届けします。
なお、当院では発見したポリープは、切除する必要があり入院せずに治療が可能だと判断した場合には、その場でその日のうちに切除しています(日帰り手術)。これにより、後日手術のために改めて食事制限や下剤服用を行う必要がなく、再診料や再検査費用も抑えられるため、お忙しい方や費用を最小限にしたい方にご好評いただいております。わざわざ別日に手術のために再来院する必要がないため、ご遠方の方も時間と交通費を節約できます。
大腸カメラ検査は基本的に「保険適用」です
結論から申し上げますと、大腸カメラ検査は医師が必要と判断した場合に、健康保険が適用される医療行為です。 これは、大腸カメラ検査が、大腸がんや大腸ポリープ、炎症性腸疾患など、様々な消化器系の病気の診断や治療に不可欠な検査であると国が認めているためです。そのため、大腸カメラ検査は、血便、便潜血陽性(この場合は症状がなくても)、便秘・下痢が続く、腹痛、便が細い、過去に大腸ポリープを指摘されたことがあるなど、医師が医学的に必要と判断した場合には健康保険が適用されます。
一方で、症状や検診異常がなく、「念のため受けたい」「人間ドックとして受けたい」という場合は、原則として自費診療となります。
ご自身が保険適用になるかどうかは、問診や診察で判断しますので、不安な症状がある方、健診で異常を指摘された方は、まずはお気軽にご相談ください。
保険適用となる主なケース
以下のような症状がある場合や、医師の判断により検査が必要とされた場合には、通常、保険が適用されます。
排便異常がある場合
便秘や下痢が続く、便が細い、便に血が混じる、血便がある、便潜血検査で陽性だったなど
腹部の症状がある場合
腹痛、腹部膨満感、原因不明の体重減少など
検診や人間ドックで異常を指摘された場合
大腸がん検診(便潜血検査)で陽性反応が出た場合は症状がなくても保険適用となります
既往歴や家族歴がある場合
過去に大腸ポリープや大腸がんを指摘されたことがある、血縁者に大腸がんの方がいるなど
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の診断や経過観察
これらの症状や既往歴がなく、単に「健康上の不安があるから」「念のため」といった理由で、ご自身の希望のみで検査を受ける場合は、保険適用外(自費診療)となる可能性もあります。ただし、このような場合でも、問診で何らかの症状やリスクが認められ、医師が検査の必要性を認めた場合は保険適用となることがありますので、まずはご相談ください。
検査費用の目安(3割負担の場合)
大腸カメラ検査の費用は、検査内容や追加処置の有無によって変動します。ここでは、一般的な3割負担の場合の目安をご紹介します。便秘、下痢、腹痛、血便、便が細いなどの症状がある場合は、保険適用となります。
【大腸カメラ検査費用の目安(3割負担)】
- 観察のみの場合: 約5,000円~8,000円
- 病理組織検査(生検)を行った場合: 約8,000円~15,000円(生検する組織の数により変動)
- ポリープ切除を行った場合: 約15,000円~30,000円程度(ポリープの大きさや個数、切除方法により変動) *ポリープ切除は手術扱いとなり、民間の医療保険の加入内容によっては給付金対象となる場合があります。
- お支払いに各種クレジットカード・交通系電子マネー(TOICA、Suicaなど)・QRコード決済(Pay Pay、d払い、楽天ペイなど)がご利用いただけます。
【その他に発生する費用】
上記に加えて、以下のような費用が発生する場合があります。
- 初診料・再診料: 医療機関を受診するたびに発生します。
- 事前診察(採血など): 検査前に必要な採血や診察の費用です。
- 下剤費用: 検査前に服用する下剤の費用です。
- 鎮静剤使用料: 鎮静剤のをご希望される場合、診察時・検査時に患者さんの年齢、体調、持病、当日のご帰宅方法などを確認したうえで、安全性を考慮して鎮静剤の使用を判断します。費用は使用する薬剤や検査内容により異なります。なお、『痛みが不安で検査をためらっている』という方のために、当院では鎮静剤を使用した、眠っているような状態での検査を推奨しています。呼吸状態や脈拍、血圧などを厳重に監視・管理した安全管理を徹底した上で行っておりますので、安心してお任せください。
- 追加の検査や処置: 検査中に特別な処置が必要になった場合など。
合計すると、おおよそ10,000円~40,000円程度(3割負担)が一般的な費用の目安となります。 ※上記はあくまで目安であり、医療機関や患者さんの状態によって異なります。正確な費用については、受診時にご確認ください。大腸カメラ検査の事前診察の際に、費用については改めて詳しくご案内いたします。
医療保険の手術給付金について
大腸ポリープ切除は、正式名称を『内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術』と言います。大腸ポリープを内視鏡で切除した場合、ご加入の民間の医療保険・生命保険の契約内容によっては、「手術給付金」や「日帰り手術給付金」の対象となることがあります。給付の有無や金額は、加入されている保険会社・契約内容によって異なります。詳しくは、保険証券や約款をご確認のうえ、保険会社へお問い合わせください。
保証対象の方は保険会社から入手した必要書類を当院の受付にご提出ください。医師が必要内容を記載し証明書を作成いたします。
医療費控除について
本人や家族、親族のために支払った年間の医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%)を超えた場合には、確定申告することで医療費控除による税控除を受ける方法もあります。確定申告の手間はかかってしまいますが、こちらもご確認ください。
大腸カメラやポリープ切除にかかった医療費は、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除は年末調整の対象外であるため、会社員の方でも確定申告が必要です。領収書や診療明細書は大切に保管してください。詳しくは国税庁の案内をご確認いただくか、税務署・税理士へご相談ください。
ご予約の流れ
- 診察のご予約
事前に24時間ご予約可能なLINE予約または、WEB予約にてご予約ください。
LINE予約でしたら、スマホから簡単に最短15秒で予約することが可能です。
診察枠の都合上、血便迅速外来およびアニサキス迅速外来を除きまして外来診療は原則として予約制となります。予約がない場合には、診察時間が大幅に遅くなる可能性があります。何卒ご容赦ください。
簡単・便利な「ネット予約」を是非ご利用ください。 - 検査のご予約
大腸カメラ検査を受けたい日時が既に決まっている場合、LINE予約または、WEB予約にて検査日の「仮予約」を行うことも可能です。ただし、検査の3日以上前に診察を受けることが必要です。大腸カメラ検査の仮予約をするとともに、検査予定日の3日以上前に「事前診察」もご予約のうえで受診してください。
事前診察の当日には、検査前の診察や事前説明を行い、必要があれば血液検査等を行う場合もございます。 - web問診
来院前にスマホやパソコンから、来院後にスマホやタブレットから問診にお答えください。なお、web問診にご回答いただくだけでは来院予約とははなりませんのでご注意ください。上記1のご予約をお願いいたします。
安心して検査を受けていただくために
費用面での不安は、検査を受けるかどうかを迷う大きな要因になるかもしれません。しかし、大腸カメラ検査は、大腸がんをはじめとする重大な病気を早期に発見し、治療するために非常に重要な検査です。 永田胃腸・消化器医院では、患者さんの状態を丁寧に診察し、保険診療の範囲内で適切な検査・治療計画をご提案いたします。費用についてご不明な点やご不安な点がございましたら、遠慮なく医師または看護師にご質問ください。事前に詳しくご説明させていただきます。 あなたの健康を守るために、私たち永田胃腸・消化器医院が全力でサポートいたします。
袋井市だけでなく、浜松市や掛川市、磐田市、浜松市、森町、御前崎市、島田市、菊川市、牧之原市などからも多くの患者様が『痛くない大腸カメラ』、『日帰り手術の利便性』、そして『専門医・指導医による信頼のある検査・治療』などを理由にご来院いただいています。
よくあるご質問
Q. 症状がなくても保険で大腸カメラを受けられますか?
A. 症状や検診異常がなく、ご本人の希望だけで受ける場合は、自費診療となることがあります。問診で症状やリスクが確認され、医師が必要と判断した場合は保険診療で行います。
Q. 便潜血検査で陽性でした。保険は使えますか?
A. 便潜血陽性は大腸がんや大腸ポリープなどの可能性を調べるための精密検査が必要な状態です。医師の診察のうえ、通常は保険診療で大腸カメラを行います。
Q. 大腸ポリープをその場で切除した場合、費用は高くなりますか?
A. ポリープ切除は内視鏡手術扱いとなるため、観察のみの場合より費用は高くなります。3割負担で約15,000〜30,000円前後が目安ですが、ポリープの大きさや個数、切除方法、病理検査の有無により変わります。
Q. 民間の医療保険の給付金は使えますか?
A. 大腸ポリープ切除を行った場合、契約内容によっては手術給付金や日帰り手術給付金の対象となることがあります。給付の可否はご加入の保険会社にご確認ください。
Q. クレジットカードやQRコード決済は使えますか?
A. 当院では各種クレジットカード、交通系電子マネー、QRコード決済をご利用いただけます。詳しくは受付でご確認ください。
参考文献
平成21年度厚生労働省がん検診受診向上指導事業, がん検診受診向上アドバイザリーパネル委員会. かかりつけ医のためのがん検診ハンドブック~受診率向上をめざして~
科学的根拠に基づくわが国の大腸がん検診を提言「有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン」2024年度版公開
永田浩一、他. 大腸がん検診. 消化器内視鏡 2022; 34(4): 688-691.
この記事の執筆者
理事長・院長 永田 浩一
略歴
1996年 国立群馬大学医学部医学科卒業
1996年-2001年 東京女子医科大学 附属第二病院(現 足立医療センター) 外科
2001年-2007年 昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
2007年-2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科
2011年-2014年 亀田メディカルセンター 消化器科・放射線科 部長
2014年-2015年 NTT東日本伊豆病院 健診センター 特任部長
2015年-2019年 国立がん研究センター 検診研究部 検診評価研究室長
2018年4月-現在 国立がん研究センター 中央病院 検診センター (併任)
2019年4月-2026年3月 福島県立医科大学 消化器内科学講座 特任教授
資格
消化器内視鏡認定医・専門医・指導医
消化器病専門医・指導医
消化器がん検診総合認定医・消化器がん検診指導医
外科認定医・認定登録医
胃腸科専門医
難病指定医
便通マネージメントドクター
アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員
アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員
医学博士(昭和大学):学位論文
Polyethylene glycol solution (PEG) plus contrast-medium vs. PEG alone preparation for CT colonography and conventional colonoscopy in preoperative colorectal cancer staging. Int J Colorectal Dis 2007; 22: 69-76.
学会役員やジャーナルの役職など
Honorary Editors-In-Chief (International Journal of Radiology), Editorial Board Member (World Journal of Gastroenterology, World Journal of Radiology, World Journal of Gastrointestinal Endoscopyなど7英文誌)
日本消化器内視鏡学会 関東支部評議員
消化管先進画像診断研究会(GAIA) 代表世話人
元 日本消化器がん検診学会 代議員
日本消化器がん検診学会 大腸CT検査技師認定委員会 副委員長
日本消化器がん検診学会 教育・研修委員会委員
日本消化器がん検診学会 編集委員会 用語集改訂小委員会委員
日本大腸検査学会 評議員
