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大腸カメラの説明・注意事項

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、大腸の内側を直接観察できる検査です。

大腸がん・ポリープ・炎症性腸疾患などを早期に発見・治療する最も精度の高い検査です。検査中にポリープを切除することも可能です。

①大腸カメラ(大腸内視鏡検査)受診の際の注意事項

下記に該当する方は事前にご相談ください。大腸カメラを受診できない可能性がございます。

*糖尿病、緑内障、前立腺肥大、心臓病、その他何か大きな病気のある方

*次のような薬を内服している方

(血液をサラサラにするお薬、高血圧治療薬、糖尿病のお薬、心臓の薬、眠剤、安定剤など)

*これまでアレルギー症状を発症したことのある方

②検査前日の食事の注意

飲んでもよいもの

水、麦茶は自由にお飲みいただいて問題ありません

飲んではいけないもの

コーヒーやスープ、オレンジジュース、皮や果実の種を含むスムージーなどはお飲みいただくことができません。

お食事

薬局で検査食を購入された方は前日の3食について検査食をお召し上がりください。検査食を購入されなかった方は消化の良い物を召し上がるようにしてください。「【大腸カメラ】前日の食事はコンビニでOK!検査が「楽になる」おすすめ食材リスト」のご案内もご参考ください。

お薬

検査前日に中止指示の出ているお薬を服用するのはおやめください。

就寝前に

処方された下剤を服用してください。

③検査当日

午前の検査の場合、朝食を抜いてください。

午後の検査の場合、朝食と昼食を抜いてください。

大腸カメラの開始時間の約4時間前から下剤(腸管洗浄液)の服用を始めます。

ただし、「便がきれいにならない」、「指定された量の下剤を飲めない」、「気分不快などの症状がある」といった困ったことがある場合は、医院までご連絡ください。

※下剤の服用方法は薬局で説明を受けていただいたと思いますが、不明点があればご連絡ください。

④来院

来院時は貴金属をすべて外してお越しください。

体温、血圧、酸素飽和度を測定し、検査着に着替え、鎮静剤使用のための準備をします。

⑤検査

検査では、鎮静剤などを使用して検査を行います。

検査は約15分から20分程度で終わりますが、治療の有無などで時間は前後いたします。

⑥検査後

使用した鎮静剤の種類や量、体調、年齢などを総合的に判断し、休憩する時間を決めます。

しばらくの間、別室のリカバリソファで休んでいただきます。

休憩後、体調に変化がなく、血圧や酸素飽和度に問題がなければ、着替えていただきます。

※鎮静剤を使用された方は、検査後の車、バイクや自転車などの運転はできませんのでご了承下さい

⑦結果説明

専門医が大腸カメラの結果を説明します。

わかりやすく結果をお伝えするよう心掛けており、カメラ画像を見ながら丁寧に説明します。

気になる点があれば、どんなことでもご質問ください。

 

検査結果は口頭で説明するだけでなく、患者様への報告書を作成し、その場でお渡ししています。

ただし、生検やポリープ切除など組織を採取した場合は、病理組織学的診断結果については後日、外来診察にて説明いたします。

⑧起こりうる偶発症について

※スコープが擦れる事やポリープ切除などによって大腸の粘膜損傷、出血、穿孔(穴があくこと)がごくまれにあります。

※使用する薬剤によってはアレルギー、低血糖、低酸素、血圧の低下、不整脈などを招く事があります。

※治療中の病気(脳梗塞・心筋梗塞)がある方は抗凝固剤(血液サラサラ)などを休薬することにより悪化を招く事があります。当院では主治医の先生に事前許可を必ずいただきます。

⑨ポリープに関する注意

ポリープを切除しなかった場合

・検査終了後は消化に良いお食事をお召し上がりください。翌日以降は食事制限がございません。

ポリープを切除した場合

・検査後1~3日間程度は消化に良いお食事(お粥、蕎麦、うどん、ヨーグルト、スープなど)をお召し上がりください。

・治療後の出血、穿孔などの予防のため3~7日程度は辛い物などの刺激物やアルコールは控えていただきます

・検査後7~14日程度、激しい運動(ゴルフ、水泳、ランニング、筋トレなど)、肉体労働(重い物を持つ、農作業、長時間の運転など)、旅行は避けてください。

・検査当日は湯船につからずシャワーだけの入浴にして下さい。

⑩当日の持ち物チェックリスト

  • マイナンバーカード(または資格確認書)

  • 診察券(お持ちの方)

  • お薬手帳(常用薬がある方は必須です)

  • 検査に関する書類(同意書など事前にお渡ししたもの)

  • 健診結果のコピー(便潜血陽性などで受診される方)

⑪大腸カメラ検査の費用

  1割負担 2割負担 3割負担
大腸内視鏡(観察のみ) 約2,000円 約4,000円 約6,000円
大腸内視鏡検査+病理組織検査 約3,500~5,500円 約7,000~11,000円 約10,500~16,500円
大腸内視鏡検査+ポリープ日帰り手術(1個) 約9,500円 約19,000円 約28,500円
大腸内視鏡検査+ポリープ日帰り手術(2個 / 3個) 約10,000 / 11,000円 約20,000 / 22,000円 約30,000 / 34,000円
  • 上記の金額はあくまでも目安となる金額です。
  • 初診あるいは再診、処方薬、病理検査や治療部位の違い、鎮静剤など使用する薬剤などにより異なります。
  • お支払いにクレジットカード・交通系電子マネーがご利用いただけます。
    ご利用いただけるクレジットカード
    VISA
    JCB
    MasterCard
    AMEX(American Express、アメリカン・エキスプレス)
    Diners(ダイナースクラブ)
    Discover

  交通系電子マネーは、TOICA、Kitaca、Suica、PASMO、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん がご利用いただけます。

  

  QRコード決済 は、Pay Pay、d払い、楽天ペイ、SmartCode (auPAY、JALPay、FamiPay、メルペイなど)がご利用いただけます。

   

  

医療保険の手術給付金について

大腸カメラ(内視鏡)を使った大腸のポリープ切除は、原則、医療保険の手術給付金のお支払い対象になります。
保険にご加入の方は、保険会社に保障内容をご確認ください。保証対象の方は保険会社から入手した必要書類を当院の受付にご提出ください。医師が必要内容を記載し証明書を作成いたします。

医療費控除について

1年間にかかった医療費を計算し10万円を超えた場合には、確定申告することで医療費控除による税控除を受ける方法もあります。確定申告の手間はかかってしまいますが、こちらもご確認ください。

参考文献

Bowel preparation for colonoscopy: ESGE Guideline – Update 2019

Optimizing bowel preparation quality for colonoscopy ASGE Guidelines (2026)

BSG:Guidelines on sedation in gastrointestinal endoscopy

JGES:抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン(2012)

国立がん研究センター がん情報サービス. 大腸がん検診

USPSTF. Colorectal Cancer: Screening (2021).

ACG Clinical Guidelines: Colorectal Cancer Screening 2021.

日本消化器病学会. 大腸ポリープ診療ガイドライン (2020).

ESGE. Colorectal polypectomy and endoscopic mucosal resection (2024).

この記事の執筆者

理事長・院長 永田 浩一

略歴
1996年 国立群馬大学医学部医学科卒業
1996年-2001年 東京女子医科大学 附属第二病院(現 足立医療センター) 外科
2001年-2007年 昭和大学 横浜市北部病院 消化器センター
2007年-2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科
2011年-2014年 亀田メディカルセンター 消化器科・放射線科 部長
2014年-2015年 NTT東日本伊豆病院 健診センター 特任部長
2015年-2019年 国立がん研究センター 検診研究部 検診評価研究室長
2018年4月-現在 国立がん研究センター 中央病院 検診センター (併任)
2019年4月-現在 福島県立医科福島県立医科大学 消化器内科学講座 特任教授(併任)

資格
消化器内視鏡認定医・専門医・指導医
消化器病専門医・指導医
消化器がん検診総合認定医・消化器がん検診指導医
外科認定医・認定登録医
胃腸科専門医
難病指定医
便通マネージメントドクター
アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員
アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員
医学博士(昭和大学):学位論文
Polyethylene glycol solution (PEG) plus contrast-medium vs. PEG alone preparation for CT colonography and conventional colonoscopy in preoperative colorectal cancer staging. Int J Colorectal Dis 2007; 22: 69-76.

学会役員やジャーナルの役職など
Honorary Editors-In-Chief (International Journal of Radiology), Editorial Board Member (World Journal of Gastroenterology, World Journal of Radiology, World Journal of Gastrointestinal Endoscopyなど7英文誌)
日本消化器内視鏡学会 関東支部評議員
消化管先進画像診断研究会(GAIA) 代表世話人
元 日本消化器がん検診学会 代議員
日本消化器がん検診学会 大腸CT検査技師認定委員会 副委員長
日本消化器がん検診学会 教育・研修委員会委員
日本消化器がん検診学会 編集委員会 用語集改訂小委員会委員
日本大腸検査学会 評議員

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